神話の時代から、伊勢神宮との深いつながりがある篠島は、歴史上の大人物が数多く訪れ、滞在されています。
そもそも、古墳時代以前の後続であった「倭姫命」(やまとひめのみこと:第11代垂仁天皇の第四皇女)が天皇の命により、
伊勢の地に天照大神(あまてらすおおみかみ)をまつったことが「日本書紀」にしるされています。「倭姫命」はその後、伊勢神宮の北東(鬼門)にあたる篠島に
「荒魂宮」(あらみたまのみや)をまつり、この小さな島が歴史的に重要な拠点になったとのことです。同時に、お伊勢様の漁場として伊勢神宮に奉納される、
御弊鯛(おんべだい)の島としても大きな役割になって来ました。
平成25年の式年遷宮(せんぐう)をひかえ、伊勢神宮へのお参りが新たにブームとなりそうなそんなおり、
亜紀書房から発刊された「あなたも宇宙とつながっている-今、伊勢神宮に魅かれる理由」(著書:麻美帆帆子さん)のそのスピリチュアルな内容が、現代日本人へのメッセージとして話題になっています。
漁師さんが日々水揚げする海鮮料理が篠島の最高のごちそうであることはもちろん、島の大自然を散策することで古代から神々のパワーとメッセージを自分なりに感じてみたいと思いました。
篠島は知多半島の先端、師崎港から4kmの沖合にあり、
周囲は約6kmの変化に富んだ海岸線と古代からの数々の伝説、
史跡を持つ神秘の島です。
ワクワクしながら上陸、港から徒歩10分ほどで島の裏側、
海水浴場に出ます。